【PrizmDoc ホワイトペーパー公開】CAD図面からOffice文書まで ゼロフットプリントでセキュアにデータを共有

高精細な表示や注釈機能の活用でエンジニアの生産性も向上

グローバルに事業を展開している某部品メーカーでは、高精細・多機能ビューイングにより、CAD 図面や設計書などのドキュメントをセキュアに共有するとともに、ERP システムとAPI 連携することで、設計から生産、販売、原価管理までの一連のワークフローを効率化することを目指している。

FTPや電子メールのデータ共有ではセキュリティ面での課題が山積み

 国内外に複数の拠点を有するメーカーでは、開発・生産のプロセスやサプライヤーに対する技術サポートといった場面で、図面や設計書などのやりとりが日々大量に発生する。社外とのやりとりも発生するため、メーカーにとっては自社の機密情報でもある各種ドキュメントをいかにセキュアに共有できるかは重要な課題となる。また、現場で働くエンジニアにとっては、ドキュメントの閲覧や更新がストレスなくできて、かつ目的の情報を素早く精緻に確認できることが望まれる。
 グローバル規模での生産体制づくりを進めている某部品メーカーでも、多様なデータの共有方法の見直しを迫られていた。同社は、現地のニーズを反映させた高品質な開発・生産や、サプライヤーへの的確な技術サポートの実現を目指している段階だった。そのためには、セキュアに情報共有できる体制を整えることが急務であった。
 同社では当時、FTP(File Transfer Protocol)や電子メールで各種ドキュメントを共有していたが、これらの方法ではクライアント端末にデータをダウンロードできてしまうため、セキュリティ面での課題があった。FTP による共有では、クライアントとサーバー間で暗号化がされない。電子メールによる共有では、送付先を誤ってしまうことによる情報漏洩のリスクがある。また、送付可能なサイズを超えたデータの共有ができなかったり、ドキュメントのバージョン管理が困難だったりする問題もあった。
 そこで同社は、CAD 図面やOffice 文書など多様なデータ形式のドキュメントをゼロフットプリントでセキュアに共有できる方法を検討し始めた。検討にあたり、セキュリティ面の課題を解決するだけでなく、現場の生産性向上に貢献するかどうかも重視したという。国内外のさまざまな拠点からドキュメントの変更要求や回答をリアルタイムに実施するとともに、生産管理や各種承認、技術サポートなど一連のワークフローの効率化も実現したいと考えていた。
 複数のファイル共有サービスを比較検討した結果、同社はセキュリティ確保と生産性向上の要件を満たす多機能・高精細ビューイングエンジン「PrizmDoc(プリズムドック)」の採用を決めた。